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おすすめの図書

セクシュアルマイノリティ(LGBTQ+など)について知りたい、
LGBTQに関する図書を読んでみたい。
ここではスタッフのおすすめ本の紹介と、SHIPで読める本を
調べることができます(蔵書検索は準備中です)。

スタッフのおすすめ図書

『ピンクはおとこのこのいろ』

(文)ロブ パールマン(絵)イダ カバン (訳)ロバート キャンベル / 2021 / KADOKAWA

「ピンクは男の子の色?どういうこと?」そんなふうに思ったあなたにぜひ読んでほしい。思えば、小さい頃から、おもちゃ、洋服、ランドセル、身の回りの物の種類や色に勝手に「男の子のもの」「女の子のもの」そんな意味合いがくっつけられていた。この絵本は、ページをめくるたびに、カラフルで、とっても楽しい気持ちになれる。勝手に「男の子の色」「女の子の色」と決めつけられた事にもやもやしていた、あの頃の自分と一緒にながめてみたい、そんなふうに思った絵本。

2024/05/20 レビュアー:蒼

『いろいろな性、いろいろな生きかた① 『いろいろな性ってなんだろう?』』

渡辺大輔(監修) / 2016 / ポプラ社

いろいろな性、いろいろな生きかた3巻シリーズの1巻目。
『性には、いろいろなものがあるんだよ!』分かっているようで知らない、性についての基礎知識をわかりやすい言葉で解説してあります。マンガのパート、当事者の声、コラムなどもあって、なかなかな情報量で読みごたえもあります。
小学校中学年くらいの子ども向けに書かれた本ですが、LGBTのことをよく知らない大人の人も子どもと一緒に読めば学べるものがあるかも!

2024/04/15 レビュアー:拓人

『しまなみ誰そ彼』

鎌谷悠希 / 2015 / 小学館

「なんでも話して。聞かないけど」
レズビアン、ゲイ、トランス、異性装、アセクシュアル…様々なセクシュアリティを持つ人々が、談話室と呼ばれる古民家に集いその再生プロジェクトに緩く関わる中で、自らも『再生』していく。尾道の坂や船と共に生きる優しい景色が逆に息苦しくなるほど、困難の中でもがく人々の心情とコントラストを描き、抒情的な台詞回しも相まって繊細な印象を残す。誰そ彼ーーあなたは誰?ーーへの自分なりの答えを獲得していく登場人物たち。ビアンだからこんな悩みだろう、トランスだからこういうものを求めているだろう、ではなく、その人個人が大切にしているものを汲み取り支持する。その姿勢を大切にしたいと読後に改めて思った。

2024/03/18 レビュアー:ひじりぃ

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