「自分と同じようなセクシュアリティの人は、
どんなふうに思っているんだろう？」色々な人の体験談の中に、
「自分はどうなのかな？」と考えるヒントがあるかもしれません。
※ここに掲載している体験談は、HPに掲載するために募集したものです。
中学から高校に入る頃に、好きな女子がいて、初めは恋愛なのか親友として好きなのかがよくわかりませんでした。その子といると楽しくて、いつも一緒にいたいという気持ちがあって、その時はまだ自分の恋愛感情をそれほど意識していなかったのですが、相手に好きな男子ができて、恋愛相談をされるたびに、何とも言えない気持ちになる自分に気がつきました。その事をきっかけに、自分がその女子に抱いている気持ちは友だちとしてじゃなくて、恋愛感情なんだな、自分は女子が好きなんだなと、少しずつ気がついていきました。
小学6年生の時にクラスに好きな男の子ができて目で追ってました。その頃の私は男性は女性を自然に好きになるものだと思っていました。当時オカマやホモという言葉を同級生がふざけて使っていたり、TVでは女性らしい口調の男性がでていたり、女装して男性に迫って怖がられ周囲の人達が面白がるシーンが放映される事がありました。同じ様に変わった人と思われたり、好きな人を怖がらせて嫌われる怖さから、男らしく振る舞ったり短髪にしたり女の子を好きになろうとしました。しかし、その後も好きになるのは男の子でした。今では、同性愛であることも同じ様な悩みを抱えてきた人達と出会い少しずつ認められる様になってきています。
自分がXジェンダー（ノンバイナリー）かも知れないと気づいたのは、20代の頃です。中高生の頃から「僕・オレ」と名乗り、サイズの合わない男物の服を着ていましたが、知識がなくセクシュアリティの問題とは思っていませんでした。20代で多くの当事者の方に会い、話を聞いてもらっているうちに「男・女のどちらかに当てはまらなくても、今すぐに答えが出なくても良いんだ」と知ることが出来ました。未だにセクシュアリティに迷うこともありますが「無理に決めなくても良いか〜」と思ったりしています。
私が同性が好きだと初めて気づいたのは20代前半になってからでした。当時、たまたま友人からカミングアウトを受けたり、授業でLGBTの話を聞いたりしているうちに「あれ？自分もそうなのかな？」と思うようになりました。今思えば、小中高の頃から好きな同性の子はいたのですが、特に中高生の時は「自分は頭がおかしい」と思っていたために、自分の気持ちに気づくことが出来ませんでした。今でも「これは本当に恋愛感情なのかな」等、揺らぎを感じることがありますが、考えても中々答えが出ないので、最近は「LGBTのLやB に近い気がする」と思うことにしています。
小学校3年生位のときに、塾の同級生の男子と遊びながら性的な行為をすることになって、それを繰り返すようになったことをきっかけに、同性が性の対象なんだと自覚しました。恋愛より先に性的な行為が先だったことで、子供の頃は相手を「好きになる」というよりは「性的な行為をしたい」という思いが先行するパターンがほとんどでした。特に、中学高校は男子校であったことから、対象となる男子に積極的に迫っていたので今考えるとかなり「ヤバい」子供でしたね。その後成人してからは、精神的に成長したのか、相手と精神的関係を築きたいという欲求が芽生えて行き、ある意味「ココロとカラダのバランス」が取れてきたと思います。
僕が異性に対してだけではなく、同性に対しても「好き」と自覚するようになったのは中学一年生の頃でした。他の小学校から上がってきたまだ成長期前の男の子で、やんちゃな子だったので、よく僕の「柔らかい（女子っぽいと言っていいのか）」性格をからかってきていました。からかいとはいっても人を傷つけるようなものではなく、「○○（僕の名前）はBLなの？」等と的を外したよくわからないものばかりであったので、僕は特にそれを悪く思いませんでした。ある日から、放課後になって会わなくなってからも何故か気になって、話し続けたくてメールを送ってみたり、クラスにいても自分から、からかわれ（僕は話したかっただけだけど）に接近してみたりしました。夏休み頃には、彼は今頃何しているんだろう、と好きな異性に対して抱く感情と似たものを抱く様になり、僕はそこで、性別という壁を越えて、彼のことが好きなんだなと自覚したのです。蝉の声が煩わしい夏の盛りの一日でした。
小さい時から何か分からない違和感を抱いたまま、女子として生活していました。男性に好意を抱いたことはありましたが、高校で初めて女性を好きになり、自分は同性愛者なのではないかと思うようになりました。「同性愛者」への社会の否定的なイメージが思い浮かび、苦しい気持ちがありました。その後もモヤモヤとした日々を過ごしていましたが、就活で女性用の服装や化粧を求められることに苦痛を感じ、性自認を意識するようになりました。レズビアンなのか、性別に違和があるのか、どちらのセクシュアリティの人たちとも話しをしてみました。時間をかけて自分の思いと向き合った結果、性別違和があり、両性愛者であることを確信しました。
昔から同性（男）が気になってはいましたが、漠然といずれは「治る」と思っていました。しかし、大学に入学して、サークルの友人をどうしても好きになってしまい、随分悩みましたが、これはもう自分が同性愛者であることを認めざるを得ないと受け入れました。その友人に告白することはなく、関係も途切れてしまいましたが、もしかしたら、今の時代なら、相手がゲイかどうか分からないまま、恋愛感情を伝えたりすることもありなのかもしれません。そして、これからの時代が全ての人にとってもっと生きやすい社会になるよう願ってやみません。
中学生の頃、友人とエロ本の回し読みをしていて、興味の対象が男性であることに気づき、意識し出しました。それ以来、好きな異性のタイプの話をするのがとても苦痛で、自分を偽っていることに嫌気もさしていました。笑ってごまかしていて、傷つき、心で泣いていました。死にたい気持ちになったことは幸いありませんでしたけど。だからといって、誰かに相談したりすることもできずに、ずっと心を閉ざしていた暗い子どもでした。
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