ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
2025.12.26
本としてはあまり見かけないアセクシュアル、その一端がなんとなく垣間見れる作品。本の感想や紹介としてどうなの?とは思うものの、アセクって普通すぎて話にならないのかも。
この作品はHSP(過度に繊細で傷ついたり疲れたりしやすい人)傾向が強いのでなおさらそう感じるかもだけど、でも「ノリ」についていけない、って普通じゃない?SNSのノリとか、部活・サークルのノリとか、芸人のノリとか。
アロマンティック・アセクシュアルだと恋愛話に「合わせる」のに疲れて、でもなんとなく繕うみたいに付き合ってみて、そして傷つけて、その事実に自分も傷つく、っていう一連はとてもよくわかる。でも、それってたまたま恋愛というものの「ノリ」に合わなかっただけで、変とか変じゃないとかいう話じゃないよね?
そんな時に、あるいはそんな人に、こっちの世界観で生きづらさを押し付けてこなかったかなってちょっと反省。表題作以外はなかなかにヘビーな「優しさ」を扱ったお話が続くので、できればメンタル万全な時にお読みくださいませ。