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トークセッション「男の生きづらさ」

「AIDS文化フォーラムin横浜 2025」参加プログラム
トークセッション「男の生きづらさ」

近年、配偶者らパートナーからの暴力(DV)が社会問題となっていますが、被害者のうち男性の割合はこの15年間で1.8%から29.5%に増えています。男性被害者の多くが、「男らしくない」「父親なのになんで家事をしないの?」「稼ぎが少ない」といった言葉により、精神的に追い詰められるケースが多く見受けられます。こうしたことが起きる背景には、「男は強く」「男は一家の大黒柱」といった伝統的な男女の役割分のすれ違いが大きく影響していると考えられます。
そのことが男性にもプレッシャーとなっていることがあります。また、男性被害者側に「男は強く」といった男性規範が強いことにより、被害に遭っても誰にも相談できずに苦しんでいる人もいます。
ストレスを溜め込み続けると、限界に達して自死に至ることもあります。男性の自殺者は女性の2倍という数字にも男性の生きづらさが表れています。

2021年の電通総研の「The Man Box調査」では、「最近は男性のほうが女性よりも生きづらくなってきている」と感じる人が、全ての世代で5割を超えています。

今回は、男性のための電話相談を長年に渡り実施している、神奈川県人権センターの深田 独 氏をお招きし、「男性の生きづらさ」と「誰もが生きやすい社会」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

男性や女性など性別に関わらずどなたでも参加できます。

(関連資料は末尾のリンクをご覧ください)

パネリスト

一般社団法人 神奈川県人権センター 事務局長 深田 独 氏
特定非営利活動法人SHIP  代表 星野慎二

日時・会場

日時:
2025年8月3日(日)10時から11時30分

会場:
かながわ県民センター 303 (横浜駅 徒歩5分)

対象者・定員・参加費

対象者: 性別や年齢に関係なくどなたでも参加できます。

定 員: 20名(予約不要です。先着20名までです)

参加費: 無料。出入り自由です。

主催・問い合わせ

主催: (認定)特定非営利活動法人SHIP

電話: 045-306-6769(水金土16〜20時、日14〜18時)

このトークセッションは、「かながわボランタリー活動推進基金21」協働事業負担金の「令和7年度 男性や性的マイノリティのDV・性暴力・虐待被害者への総合支援事業」により実施します。

関係資料

DV相談が過去最多 男性の被害増加(朝日新聞、2024年)

「男は生きづらい」は本当か、自死をめぐるアンバランス(時事ドットコム編集部、2023年)

The Man Box調査(電通総研、2021年)